韓国政界の「潘国連総長待望論」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 09:59
知人らの話を総合すれば「潘基文待望論」の出処は、自派に明確な次期候補者がいない親朴系と東橋洞系の政派的な利害関係だ。実際に親朴系は潘基文カードを前面に出して非朴系の独走を防ぐことができるし、東橋洞系も親盧〔盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領〕系を牽制するのに潘基文カードが有効だ。
「潘基文待望論」が広く知られる最も大きな理由は、もちろん世論調査での支持率が高く出てくるためだ。世論調査の専門家たちは潘総長の支持率が強気を見せている要因として▼高い知名度とグローバルリーダーのイメージ▼与野党を合わせる中道的な位置▼嶺湖南(ヨンホナム)地域の牽制をあまり受けない忠清圏の出身▼政界のネガティブから自由だという点▼与野党の絶対強者の不在と、新しい人物への熱望などを挙げている。