日本自民党が選挙戦で苦戦している。伝統的に自民党を支持してきた社会・経済団体が一斉に自民党と距離を置いているのだ。麻生太郎首相はこういう雰囲気を考慮し、まず「組織票」の確保に動き出した。自民党の票田である組織票が揺れれば勝算がないからだ。
これを受け、麻生首相はまず核心票田である医師会・建設業協会・農協の3大組織を回ることにした。しかしこれら団体は自民党支持宣言をためらい、麻生首相の訪問に困惑している。3団体はすでに所属会員が自律的に投票するよう基本方針に定め、一部の会員が露骨に民主党支持を宣言したからだ。こうした中、22日に開かれた茨城1区の民主党候補演説大会では、現地医師会会長が壇上に立って支援遊説を行ったりもした。