韓経:「垂直系列化された韓国の企業構造、革新が急がれる」

韓経:「垂直系列化された韓国の企業構造、革新が急がれる」

2017年06月19日17時20分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
写真拡大
今年20周年を迎えた韓国戦略経営学会が16日、ソウル大韓商工会議所の議員会議室で記念シンポジウムを開いた。
  「韓国企業の垂直系列化構造はSTX事態のようにグループ全体の同伴不振、下方平準化を招く。グローバル革新企業と競争するためには従来の護送船団方式の経営システムを変えなければいけない」。

  宋在鎔(ソン・ジェヨン)ソウル大教授は16日、ソウル世宗大路の大韓商工会議所議員会議室で開かれた韓国戦略経営学会20周年記念シンポジウムで「パラダイム激変の時代、韓国企業の戦略パラダイム大転換」というテーマ発表を通じてこのように強調した。

  今年で20周年を迎えた韓国戦略経営学会は国内主要大学経営学科の教授が集まった学術団体。宋教授を含む国内教授陣13人はこの日のシンポジウムで「産業パラダイムが伝統の製造企業から革新を基盤とする情報技術(IT)、プラットホーム企業に変わっている」とし「重要な変曲点に立つ韓国企業の根本的な革新が強く求められる」と指摘した。

  そのためには、過去には長所として作用したが今では企業の敏捷性を落としかねない護送船団方式の経営システムを画期的に改編するべきだという声が多かった。護送船団方式は、系列会社が互いに密接に結びついて一つの企業のように活動する経営形態を船団に例えた言葉だ。実際、30大企業集団の平均系列会社数は増えている。公正取引委員会によると、30大企業集団の平均系列会社数は2002年の22.3社から昨年は38.7社に増えた。

  イ・ジェヒョク高麗大教授は「経営環境が急変し、米国企業の平均寿命が1975年の30年から2015年には15年に急減した」とし「韓国内の企業も過去の経営形態から抜け出すことができなければ歴史の中に消えるかもしれない」と警告した。

  したがって韓国企業は「失われた20年」を経験した日本の事例を反面教師とするべきだと提案した。イ・ヒョンオ淑明女子大教授は「日本企業が最近、低成長を克服していく最も大きな要因は、垂直系列システムから脱してネットワーク型に転換したことだ」と分析した。過去の日本企業はすべてのものを自社で生産しなければいけないという「ワンセット主義」を好んだが、バブル崩壊後はサンヨーやシャープの没落を経験し、考えを変えているという説明だ。ユン・ウジン漢陽大教授は「国内企業もサムスンのように内部系列会社と外部協力会社の両方から製品の供給を受ける『デュアルソーシング』体制を通じて品質・価格競争力を確保する必要がある」と主張した。

  パク・ジョンフン西江大教授は「法の基準を満たす範囲内で社外取締役の比率をできるだけ低く維持しようとする企業が多い」とし「しかし取締役会に実質的権限と責任を付与することが結局は企業の競争力向上につながるだろう」と述べた。

  イ・ビョンホン光云大教授は「大企業中心の経済成長過程から脱するにはユニコーンベンチャー企業を増やさなければいけない」とし「そのためには大企業とベンチャー企業間の戦略的提携を促し、さまざまなインセンティブ制度を用意するべきだ」と強調した。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事