韓国の安い産業用電気料金、外国企業には魅力的だが…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.12 09:36
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グローバルIT企業はエネルギー効率を向上させるために競争中だ。写真は海にデータセンター装備を沈めているマイクロソフト。(写真提供=マイクロソフト)
外資系企業にとって電気料金の安さは韓国投資の「アメ」として通じている。企業が工場を拡張する時に真っ先に考慮するのが電気を安く安定して確保できるかどうかだ。「電気料金と物流費用の安さで素材生産の国際競争力を高めることができると期待する」。2011年、日本化学メーカーの旭化成ケミカルズが韓国に200億円投資して蔚山(ウルサン)工場を増設した時に明らかにした内容だ。韓国の産業用電気料金を100と指数化すると、日本は185だ。韓国よりも85%高い。旭化成ケミカルズが韓国を選んだ理由だ。このような外国の化学メーカーは韓国で多くの雇用を創出する。
外国の情報通信技術(ICT)企業が先を争って進出したデータセンター(IDC)は性格がやや異なる。マイクロソフトは5月、釜山市(プサンシ)美音(ミウム)地区に2019年の稼働を目指してデータセンターを建設すると発表した。これに先立ち、KTは2011年に日本のソフトバンクと共同出資して金海(キムヘ)地域にグローバルデータセンターを構築して運用を始めている。