門を閉めて国宝・石窟庵を現場点検、結果には口をつぐむ…なぜ?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.15 10:28
また本尊の周辺の天井と側面の柱、四天王・十代弟子像などを約20分間ほど点検した。外では騒ぎがあった。一部の写真記者が写真を撮ろうとすると、仏国寺の管理員らが制止した。「写真を撮らないで!」「記者はすぐに出せ!」という声が響いた。写真記者は結局、撮影をあきらめた。これを見たある観光客は「取材を認めないなんて、どんな秘密があるのだろうか」と話した。
文化財の専門家は点検団の取材制限と緘口令を批判した。キム・ドンヒョン元国立文化財研究所長は「現場点検をすると発表しておいて、その後、何の話もなければ、国民はどれほど気になるだろうか。現場での見解を発表するのは当然だ」と指摘した。
ファン・ビョンウ文化遺産政策研究所長は「結果について口止めするのはとんでもない」とし「最近、中央日報が崇礼門(スンレムン、南大門)復元問題など一連の文化財関連報道をした後、文化財保存実態について政府当局が口封じに入ったようだ」と述べた。