【ニュース分析】またもや金総書記の思うままに(1)
金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が妙香山(ミョヒャンサン)の特閣(別荘)で、現代(ヒョンデ)グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長に会い「南北(韓国・北朝鮮)関係復元」のカードを取り出した。
昨年2月の李明博(イ・ミョンバク)政権発足後から続けてきた韓国への非難と軍事的脅威を1年半ぶりに自らやめたのだ。同氏はなぜこの時点に局面の転換を選んだのだろうか。また玄会長の訪朝をきっかけにしたのはどんな理由からだろうか。ひとまず強硬一辺倒だった対米・対韓挑発に効き目がなかったことが大きな要因とみられる。