【社説】文大統領、習近平主席と北核解決法の談判を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.11 13:31
文在寅(ムン・ジェイン)大統領がきょうベトナム・ダナンで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で中国の習近平主席と会談する。その間、両国間にはTHAAD(高高度防衛ミサイル)問題で葛藤を生じていたが、今回の首脳会談でこうした関係が解消されることを期待する。
しかし文大統領の立場では、より大きな北朝鮮核問題の解決という重大の任務を抱えている。北朝鮮の核開発は至急かつ深刻な韓半島安保イシューだ。北朝鮮は年末から来年序盤の間に弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭を生産して核武装に入ると、消息筋は伝えている。北核は韓半島(朝鮮半島)にとどまらず国際安保秩序を脅かす事案に発展する可能性がある。北朝鮮がまずプルトニウムで作った核弾頭を10発ほど生産し、続いて米国を打撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)まで製作して実戦配備するのも時間の問題だ。その場合、北核は韓半島など北東アジアはもちろん国際的な脅威に浮上する。中国にも大きな負担となる。北朝鮮が核を放棄して国際社会に出てくるよう導く核心のキーは中国が握っている。