朴大統領-金正恩、ロシアで突破口を開くか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.22 08:59
◆金正恩が欠席する場合=北朝鮮の出席を楽観することはできない。高有煥(コ・ユファン)東国大北朝鮮学科教授は「朝中関係が以前のようではないとしても、中国より先にロシアと首脳会談をするのは負担となる可能性もある」と述べた。また「北はロシアとの単独会談を通して注目されるのを望むだけに、勝戦記念日の代わりに別の首脳会談を推進する可能性もある」と予想した。今回の勝戦記念日を西側の制裁を脱する契機にしようというロシアの立場では、核問題や人権問題などで国際社会の非難を受けている北朝鮮には別の機会を設けるのがよいかもしれない。金正恩第1書記が出席しなければ、朴大統領の選択の負担は減る。しかしこの場合、オバマ米大統領らの動きが変数となる見込みだ。
◆オバマが欠席する場合=ロシアは今回、南北だけでなく、米国・中国・日本など6カ国協議関係国すべてに招待状を送った。ロシアのクリミア半島の合併で生じたウクライナ事態の後、米国や欧州連合(EU)など西側諸国は経済制裁を強化している。オバマ大統領らが行事参加をボイコットすれば、日本などもこれに合わせる可能性がある。この場合、朴大統領だけがロシアの招待に応じるのは難しい。