トランプ大統領が「韓半島全体非核化」発言
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.05.12 09:42
先月27日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は板門店(パンムンジョム)宣言で「韓半島(朝鮮半島)非核化」に合意した。今度はトランプ米大統領が明らかに「北朝鮮非核化」ではなく「全体韓半島非核化(denuclearize that entire peninsula)」という表現を使った。
トランプ大統領は10日(現地時間)、ワシントン近隣のアンドルーズ空軍基地で北朝鮮が解放した韓国系米国人3人を迎え、「私が最も誇れる業績は韓半島全体を非核化する時になるだろう」とし「我々がこの道にこれほど早く来るとは誰も思っていなかったはず」と述べた。
「韓半島(朝鮮半島)非核地帯化」は、北朝鮮が1992年の韓半島非核化共同宣言協議から主張してきた。当時の非核化共同宣言に盛り込まれた韓半島内の核兵器の試験・製造・生産・搬入・保有・保存・配備・使用禁止のほか、北朝鮮は核戦略資産の韓半島展開と核の傘保障禁止はもちろん、在韓米軍の撤収など北東アジアの安保秩序を根本的に変化させる内容を要求した。