マブバニ氏「英国、中国の領土・香港返還して民主化要求は矛盾」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.14 17:15
キショール・マブバニ(Kishore Mahbubani、68)氏はアジア出身で国際政治舞台でも影響力が大きい数少ない人物の1人だ。西洋メディアは彼に「アジアのトインビー」「東洋的倫理を説明するマックス・ウェーバー」というニックネームを付けた。マブバニ氏は1984~89年、98~2004年の10年余りにわたり駐国連シンガポール大使をつとめた。
シンガポールの政治・経済は李光耀・元首相が、外交および国際的な地位はマブバニ氏が作ったという。彼は99年『Can Asians Think?』という本で「アジアの時代が到来した」として「西洋中心の考え方を捨てて、アジアの価値を優位に置くべきだ」と主張した。1日、彼が院長をつとめるシンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院で会った時も、彼は「アジアの状況を曲解するアングロサクソンのメディアの捕虜になってはいけない」と語った。
--まず香港のデモについて尋ねないわけにはいかない。