【時論】「新韓米同盟宣言」が求められる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.12 17:23
国論統合政策で完壁な安保国防態勢を確立することが求められる。 突然の在韓米軍の半分撤収で力の空白を憂慮した当時の朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領は、あたふたと自主国防策を講じた。 政治体制を民主手続きを無視した強力な維新体制に変えた。 第2の共産ベトナムにならないように国民を団結させ、郷土予備軍、防衛税、栗谷事業(武器・装備の現代化)で自主国防力を高め、北朝鮮の挑発を防いだ。
しかし現在の韓国社会は大きく変わっている。 国民の政治文化水準も変わった。 開発独裁・安保独裁はもう容認されない。 個人の欲求がろ過なく噴出する民主化された韓国社会は、国家安保の面で難しさに直面している。 特に今年実施される総選挙と大統領選挙で膨らむ政治的扇動、地域的・階層的分裂、社会的混乱、従北勢力の大規模暴動などを賢く克服しなければならない。 一日も早く、揺れた国民安保意識を強化し、分裂した国論を統合し、完壁な安保国防態勢を確立する挙国的な政策と運動が起きなければならない。