－－肺炎球菌による被害を減らすには？

「肺炎球菌の場合、ペニシリンに対する耐性率は韓国がとりわけ高い。したがって治療よりもワクチン接種による予防が重要だ。また肺炎球菌予防ワクチンは致命率が高い脳髄膜炎・菌血症など侵襲性肺炎球菌疾患の９０％以上を予防できる」

－－接種の回数を守れなければ。

「米疾病対策センター（ＣＤＣ）によると、肺炎球菌予防ワクチンを導入した後、米国内の５歳以下の肺炎球菌疾患が５９％も減少した。特に２歳未満では９４％も減ったと報告された。幸い、韓国は２歳未満の幼児の６０％程度が肺炎球菌予防接種を受けている。しかし幼児推奨接種回数の４回を満たしていないのが問題だ。当然、予防接種の効果は落ちるしかない。もし接種時期を逃したとすれば、生後７カ月から３回にわたってまた接種すればよい。時々、経済的な負担や副作用を心配して接種時期を遅らせる親もいる。しかし肺炎球菌ワクチンは生後２カ月から接種すれば効果的だ。現在、予防接種推奨時期を逃したとすれば、今からでも接種するのが望ましい」


【新型インフル】ワクチン接種で２次感染予防可能」（１）