【コラム】文在寅政権の軍部の風景(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.05 14:15
軍隊は統帥の世界だ。大統領「統帥権」は憲法(74条)の表現だ。その世界は厳密であり壮烈だ。軍は合法的武力を持っている。軍は国家の安危に命をかける。国防長官は統帥権を補佐する。統帥権者は軍の世界を保護する。政治論理が軍に浸透するのを遮断する。それで統帥の世界は健康になる。それは文民優位国家の伝統だ。
開城(ケソン)工業団地の建設は金大中政権の時に始まった。北朝鮮の軍部は不満を抱いた。そこが軍事要衝地だったからだ。2007年10月、盧武鉉(ノ・ムヒョン)-金正日の南北首脳会談があった。金正日はこのように述べた。「開城は平和の象徴というので軍事的に大きく譲歩したもので…。(海州工業団地問題は)今は軍隊が反対するだろうし」。金正日の軍部統制は完ぺきだった。しかし金正日は軍部の不満をこのように取り上げた。口調は落ち着いていたがデモをするようだった。それは両面的な策略を持った。韓国側には「度量が大きい決断」を誇示するものだ。北朝鮮軍部の体面を保つ。金正日は統帥の領域に慣れている。