【コラム】韓国学と韓国の公共外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.01 13:44
私が1983年にエール大に入学した時、アジアについて学ぶことを望んだ。結局、中国語を専攻することになり、4年の時に日本語の勉強を始めた。当時、エール大には韓国学のプログラムがなかった。今日のエール大には韓国学のプログラムがあるが、学生は韓国学を専攻にすることはできない。教授が一人もいない。韓国にとって大きなマイナスだ。多くのエール大卒業生が政府や財界で重要な役割を担うが、この人たちは学部の時に韓国文学・歴史・哲学・芸術史の講義を聴く機会がない。
最近、「公共外交法」が通過した。韓国政府に海外の韓国専門家不足を解決しようとする意志があることを示唆する。海外の韓国学研究の幅と深さは中国学・日本学に比べて遅れている。政府の支援資金は米国で韓国学を発展させるのに使われるだろう。しかし「国際社会で大韓民国の国家イメージおよび地位向上に寄与することを目的に」と表現された公共外交法の目標は私を失望させた。