「中国の対米輸出減少時には韓国の主力産業への打撃大きい」

ⓒ 中央日報日本語版2016.12.08 10:07

米国のドナルド・トランプ氏の大統領当選にともなう保護貿易主義政策の施行で米中間の

通商貿易摩擦が発生すると韓国の輸出も打撃を受けるという分析が提起された。

韓国銀行が７日に発表した「対中輸出の最終帰着地分析」という報告書によると、米国に対する中国の輸出が１０％減少する場合、韓国の総輸出は０．３６％減ると推定された。

産業別では韓国の主力輸出品である電子・半導体が０．７％減、石油化学が０．５％減など素材産業で最も大きな影響を受けるものと韓国銀行は予想した。

韓国銀行は「中国の対米輸出不振が中国の景気悪化に転移する場合、韓国経済に及ぼす影響がさらに拡大する可能性があるため鋭意注視する必要がある。中国の対米輸出減少による否定的影響が電子・半導体、石油化学など主力製造業に集中した点を考慮し、輸出地域と品目の多角化など対応案をまとめなければならない」と伝えた。