韓国の労使関係、「20-50クラブ」7カ国のうち最下位

韓国の労使関係、「20-50クラブ」7カ国のうち最下位

2018年12月20日07時40分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  #自動車エンジン部品を生産する柳成(ユソン)企業。同社の労働組合員10人は先月、牙山(アサン)工場の事務室で会社役員に集団暴行を加えた容疑で警察の取り調べを受けている。暴行を受けた役員は鼻骨が折れるなど全治12週間の重傷を負った。

  #現代自動車と起亜自動車の労働組合は6日、光州(クァンジュ)型雇用事業を阻止するため午前・午後出勤組がそれぞれ2時間ずつ計4時間の共同ストライキを実施した。明白な不法ストだった。現代車労働組合は「今回のストは不法だが、韓国自動車労働者全体のための闘争なので強行した」と明らかにした。

  労使協力を含む韓国労働市場を象徴する指標が10年前と比較して下落したという調査結果が出てきた。労働市場を象徴する指標のうち10年前と比較して下落幅が最も大きかったのは労使協力指標だった。韓国経済研究院によると、今年の韓国の労使協力指標は2008年と比較して29階段低い124位だった。調査対象140カ国のうち最下位圏だ。対話なく闘争を繰り返す韓国の労働市場の現実を反映した結果だ。光州型雇用交渉を主導したイ・ビョンフン光州広域市文化経済副市長は「会社と労働組合の壁がこれほど高いとは思っていなかった」と訴えた。

  国別の経済規模を考慮した指標分析で韓国の労使協力指標は最下位だった。「20-50クラブ」7カ国(米国・英国・フランス・日本・イタリア・ドイツ・韓国)の労使協力指標を比較した結果、韓国が7位だった。「20-50クラブ」は1人あたり国民所得が2万ドル以上であり人口が5000万人以上の国をいう。10年前と比較して20-50クラブうちで労使関係指標の順位が落ちたのは韓国が唯一だった。

  労使関係指標とともに雇用・解雇慣行、整理解雇費用、賃金決定柔軟性、専門経営者依存度指標も10年前より下落した。柔軟な雇用・解雇がどれほど認められているかを評価する「雇用・解雇慣行」指標で、韓国は2008年(45位)と比較して42段階低い87位だった。これは20-50クラブの7カ国のすべての労働市場評価指標のうち下落幅が最も大きい。

  上昇した指標もあった。15-64歳の賃金勤労者のうち女性の比率を評価する女性経済活動参加指標で韓国は2008年(80位)より順位が上昇し、53位となった。しかし英国(17位)、フランス(21位)、ドイツ(29位)より低かった。賃金と生産性の相応度で点数をつける「賃金および生産性」指標は10年前と比較して順位は落ちたが、140カ国のうち16位と上位圏にとどまった。

  今回の調査は世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表する国家競争力報告書(The Global Conpetitiveness Report)に基づいて実施された。WEFは2007年から140カ国の労働市場指標を報告書に反映している。統計とアンケート調査を基礎に労働市場指標をつけてランキングする。

  韓国経済研究院は英国政府が主導する労使関係モデルをベンチマーキングすることを提案した。英国は20-50クラブのうち唯一、労働市場を評価する指標が10年前と比較してすべて上昇した。英国政府は厳格な制度的装置を設けて労使関係の改善に積極的に介入している。労働組合の経営判断介入不可原則が代表的な例だ。労働組合が経営判断に干渉できないよう規制する一方、政府がストライキのための無記名賛否投票を主導する形で労働者の権利を保護している。
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