イエレンが金利上げる時、韓国は逆行?…韓銀総裁の悩み(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.30 09:21
しかし追加金利の引き下げにともなう副作用を憂慮する声も侮れない。キム・ジョンシク延世(ヨンセ)大学経済学科教授は「低金利基調が続くほど不動産と株価バブル、家計負債の規模は大きくなる」としながら「米国の金利引き上げに追加低金利政策で対応することは自制しなければならない」と指摘した。韓銀内部でも相次ぐ基準金利の引き下げに負担を感じる雰囲気だ。
市場では来月15日に開かれる韓銀の金利決定と共に発表される「修正経済展望」に注目している。米国が金利を引き上げる前に金利を下げるならば10月が適正な時期という分析も出てくる。ウリ金融経営研究所のキム・ジンソン経済研究室長は「米国が金利引き上げの時期を少し遅らせるにつれ韓国が10月頃に金利を引き下げて景気低迷に対応する余地ができた」と話した。