【取材日記】教育無視しても免許は無事な韓国の医者たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.06 09:58
先週のフランス出張の際、現地の開業医にインタビューする機会があった。話の途中、患者1人を診療するのに平均18分ほどかかるという話を聞いた。1~2分の診療がすべての韓国内の状況とは違った。診療時間を減らしてよい多くの患者を受け入れてこそ収入が増えるのではないかという質問に彼は首を横に振った。「職業倫理と良心の側面でそのようにはできません」。
医師としての職業倫理と良心は韓国だからと言ってフランスと大きく違うことはないだろう。ところが最近のC型肝炎集団感染は、使い捨て注射器を再使用した一部の医院が費用を浮かそうとして起きた事故だった。故シン・ヘチョル氏の「医療事故」で裁判を受けながら別の患者を手術して死に至らしめる医者もいたり、飲酒状態で3歳の子供を手術した大学病院の医者もいる。