<韓中首脳会談>FTA年内妥結初めて明示…韓国に元貨直取引市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 09:06
経済分野は韓中自由貿易協定(FTA)年内妥結が可能になったのを筆頭に、相当な成果を上げた。キムチ輸出への道に青信号が点灯し、元貨直取引市場もできる。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日、首脳会談後の共同記者会見で「高い水準の包括的な韓中FTAを通じて両国間互恵協力の制度的枠組みを強固にし、今後領域内地域経済統合を促進するということに共感した」と明らかにした。習近平主席も「韓中FTA交渉を年末までに妥結することにした」とし、「2015年まで韓中間交易規模3000億ドルを達成できるよう、より良い条件を作ることで朴大統領と意見を合わせた」と説明した。両国はこれまで11回交渉を行ったが年内妥結を明示したのは初めてだ。
また、今回の首脳会談を契機に韓国代表食品であるキムチの対中国輸出が活力を得る展望だ。この日、朴大統領は「食品基準分野で協力を強化し、韓国産キムチの対中国輸出問題に対して優先的に協力することにした」と話した。これまで韓国産キムチは「醗酵食品の大腸菌郡数が100グラム当たり30個を越えてはいけない」という中国の衛生証明書規制のために輸出が事実上難しかった。中国が自国の塩漬け野菜と同じ衛生基準を非殺菌性醗酵食品であるキムチにも一律的に適用してきたためだ。しかし、中国が輸入衛生基準を改正すれば中国への韓国キムチ輸出が可能になる。農林畜産食品部関係者は「韓国キムチに対する中国人の人気が高いので輸入衛生基準が変われば高所得層中心の需要拡大が期待される」と話した。