【社説】北朝鮮から連れ出した米国人3人、まだ拘束中の6人の韓国人

【社説】北朝鮮から連れ出した米国人3人、まだ拘束中の6人の韓国人

2018年05月11日15時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ポンペオ米国務長官が北朝鮮に拘束されていた韓国系米国人3人を連れて10日、ワシントン近隣のアンドルーズ空軍基地に無事到着した。トランプ大統領は基地で3人を迎えた。3人は「我々を帰還させてくれたトランプ大統領、ポンペオ長官、米国国民に深く感謝の意を表す」と述べた。自国民の安全を最後まで守る政府とこれに感動した国民の姿がオーバーラップする場面だ。

  3人の解放は米朝間の乱気流を取り払うのに寄与している。解放直後の9日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はトランプ大統領との電話会談で「人権と人道主義的な面で非常によい決定」と祝い、トランプ大統領は「今回の解放が米朝会談に前向きな影響を及ぼすだろう」と述べた。米朝首脳会談の調整のための金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長-ポンペオ長官の2回目の会談も順調に進んだ。具体的な合意内容はまだ公開されていないが、金正恩委員長は会談後に「満足な合意」と述べ、ポンペオ長官も「有益な会談」「十分な合意」と表現した。

  このように急変する状況の中で浮き彫りになっている点がある。米国人3人は解放されたが、韓国国籍の脱北者および牧師と宣教師の6人はまだ拘束されていることだ。6人の送還には暗礁がある。中国内の北朝鮮ユギョン食堂で働いていたが2016年に集団脱北した支配人と従業員の13人の問題だ。これまで北朝鮮は13人が拉致されたと主張しながら送還を要求してきた。もし南北当局者会談などで6人の解放を要求する場合、逆に13人の送還を要求してくる可能性が高い。南北当局者会談に任せずに文大統領が関与しなければならない理由だ。

  すでに南北首脳会談で6人の早期送還を金委員長に要請した文大統領だが、近いうちに金委員長とのホットライン通話でももう一度促す必要がある。金委員長に会った板門店から韓国国民6人が帰還し、文大統領が出迎えて温かく抱擁する場面を期待する。
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