韓経:【社説】「宗主国」英国の原発輸入、韓国の未来の姿?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.08 11:29
韓国電力公社(韓電)が従来の事業者の保有株100%を引き受ける方式で21兆ウォン(約2兆1750億円)にのぼる英ムーアサイド原子力発電事業の優先交渉対象者に選ばれた。今回の件はいくつかの点で大きな意味がある。まず、韓国国内で脱原発政策が進められる中、海外、それも先進国に原発を輸出することになったという点だ。原発の輸出は2009年のアラブ首長国連邦(UAE)以来2回目だが、先進国に建設するのは初めてだ。
原発の輸出は建設したからといって終わるのではない。その後、数十年間にわたり運営・維持・保守が続く。国内の脱原発政策が受注に決定的に不利にならざるを得ない理由だ。にもかかわらず韓電が優先交渉対象者に選ばれたのは、韓国原発技術の優秀性が海外で認められたということだ。韓国の原発建設単価は中国、日本、フランスよりも安く、工事期間はこれらの国より短いうえ、故障停止率が最も低い。最後まで競合した中国を抑えて優先交渉対象者になった秘訣だ。