<韓中首脳会談>非核化の対象…朴大統領は「北朝鮮」、習主席は「韓半島」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 09:01
3日の韓中首脳会談で最も大きな関心を集めた北核対応の部分において、中国の前向きな態度の変化はなかった。韓国もやはり、中国が望んでいるアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加について明確な立場表明をしなかった。韓国は米国を、中国は北朝鮮を意識するしかない現在の状況が反映されたものだ。
2時間45分間の単独・拡大会談に続いて開かれた共同記者会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は「両首脳は北朝鮮の非核化を実現し、核実験に決然と反対することで志を同じくした」と話した。だが続けて習主席は「韓半島(朝鮮半島)の非核化の実現と平和安定の維持が6カ国協議の参加国の共同利益に符合する」とした。朴大統領は非核化の対象を北朝鮮、習主席は韓半島と表現したのだ。韓中の共同声明にも「双方は韓半島での核兵器開発に明確に反対するとの立場を再確認する」と明示された。韓国が要求した「北朝鮮の非核化」や「北朝鮮の核実験反対」という表現は入らなかった。大きな枠組みで北朝鮮を刺激したくない中国の立場が反映されたものと解釈できる。