韓経:韓国海運会社、発注船舶20隻のうち13隻は中国で建造
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.22 10:42
今年に入って韓国海運会社が発注した船舶20隻のうち13隻が中国造船所で建造される。自国発注船舶の国内建造比率は35%と、造船産業ライバル国の中国(100%)や日本(67%)に比べてはるかに低い。世界的な造船・海運不況を荷主・海運会社・造船会社間の協業で乗り越える中国と日本の共生戦略をベンチマーキングするべきだという声が出ている。
英造船海運分析機関クラークソンによると、今年1月-5月15日に韓国海運会社が発注した船舶は計20隻で、うち7隻が国内造船所で建造中であることが確認された。昨年、韓国海運会社は26隻を発注し、うち22隻(84%)を国内で建造した点を勘案すると、今年はこの比率ははるかに低い。一方、同じ期間に中国は自国の船会社が発注した16隻をすべて自国で建造し、日本も6隻のうち4隻を自国で建造することが分かった。
中国に最も多くの船舶を発注した海運会社は国内最大バルク船会社のパンオーシャン。パンオーシャンは今年に入って6万3000トン級(DWT、載貨重量トン数)バルク船5隻を中国民営造船所に注文した。1隻あたりの価格は2920万ドルで、計1億4600万ドル(約160億円)という。