朴炳鎬（パク・ビョンホ、２９）がついにメジャーリーグ（ＭＬＢ）に足を踏み入れた。ミネソタ・ツインズのユニホームを着た朴炳鎬をみんなが歓迎した。

朴炳鎬は３日（日本時間）、米ミネアポリスにあるミネソタ・ツインズのホーム球場ターゲットフィールドで開かれた記者会見で、「ミネソタは私に挑戦的な提案をしたと思う。私も満足し、快くサインをした。私はお金よりも夢のために米国に来た」と述べた。これに先立ち朴炳鎬は２日、ミネソタと５年・最大１８００万ドル（約２０９億ウォン）で契約した。球団オプションを除いた保証契約金額は４年・１２００万ドルだ。

朴炳鎬の年俸は朴炳鎬を獲得するためのミネソタのポスティング（非公開入札）金額１２８５万ドルにも達しなかった。昨年ポスティング金額が５００万ドルだった姜正浩（カン・ジョンホ、２８、ピッツバーグ・パイレーツ）の年俸（４年・１１００万ドル）と似ている。米国現地でも「朴炳鎬を安く買った（ｂａｒｇａｉｎ）」という評価が出てきた。

しかし朴炳鎬は表情を変えなかった。朴炳鎬は「契約するうえで問題はなかった。ＭＬＢは世界で最も優れた選手たちが集まるところなので頑張って準備したい。米国の生活にもうまく適応していきたい」と話した。朴炳鎬は「姜正浩の活躍のおかげで自分も挑戦のチャンスを得た。姜正浩は『シーズン序盤は適応が難しいが、試合で出ていれば適応できる』と話していた」と述べた。

ミネソタのスター、ジョー・マウアー（３２、米国）もこの日、球場に出てきて朴炳鎬を歓迎した。捕手から一塁手に転向したマウアーは韓国最高の一塁手だった朴炳鎬と競争するしかない。しかしマウアーは「（朴炳鎬の適応を）無条件に助ける」と述べた。ミネソタのテリー・ライアンＧＭはこの日、背番号５２が入った朴炳鎬のユニホームを公開し、「朴炳鎬は指名打者を務めることになるだろう」と明らかにした。

米国メディアも朴炳鎬に高い関心を見せている。朴炳鎬が先月３０日、ミネアポリス・セントポール空港に到着すると、ミネソタ地域紙の記者は「バット投げ（ｂａｔ　ｆｌｉｐ）はなぜやめたのか」と尋ねた。本塁打を打った後、両手を大きく挙げてバットを投げる朴炳鎬のパフォーマンスを今年は見られなかったからだ。韓国プロ野球とＭＬＢの文化の違いをよく知りながら投じた質問だった。朴炳鎬は「他の選手から（バットを投げるなという）忠告を受けた。（頭を指しながら）私はビーンボールを受けたくない」と言って笑った。


＜大リーグ＞朴炳鎬「米国ではバット投げない…頭に死球受けたくない」（２）