【社説】「大運河」論争終わり…そろそろ「4大河川整備」に集中すべき
李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨日「韓半島大運河事業を任期内には進めない」と明らかにした。
昨年6月、米国産牛肉の輸入問題をめぐるろうそくデモの当時「国民が反対すれば、しない」という「条件付き放棄」から、今回は「完全な放棄」を明言したのだ。大統領は「政府への不信が深すぎるのが残念だ。この際はっきりと(大運河を進めないと)申し上げたい」とした。
韓国社会で「疎通の不在」が危険なレベルに至ったことを痛感し、大運河を公開的に中断させたのだ。遅くとも大統領が正しい決断を下したものと考える。いま残った宿題は4大河川再整備事業だ。決して甘い事業ではない。事業費だけでも22兆ウォン(約1兆7000億円)が費やされる、檀君(韓民族の始祖)以来最大の国策事業である。