輸入ビールの攻勢に新製品を発売する韓国ビール(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.21 09:33
OBビール・ハイト真露・ロッテ酒類など3社が支配している韓国のビール市場が熱くなっている。OBビールが業界1位(シェア65%)で独走しているなか、ハイト真露とロッテ酒類が翌日に新製品を発表してけん制に出た。数年の間に急成長した輸入ビールの攻勢が強まり、ビール市場の競争はさらに激しくなっている。
ロッテ酒類は来月末、新製品の「フィッツ(Fitz)スーパークリア」を発売すると20日、明らかにした。2014年、「クラウド(Kloud)」の発売でビール市場に進出して3年ぶりに披露する新製品だ。その間、クラウドシリーズである「クラウド・マイルド」を出したが、最初から新製品を発表するのは初めてだ。
フィッツスーパークリアの発売はロッテ酒類が4%に過ぎない自社のビール市場におけるシェアを増やすために本腰を入れるということを意味する。「カス(Cass)」や「ハイト(HITE)」に分けられた「ソメック(焼酎+ビールを割った爆弾酒)」向けビール市場がターゲットだ。特有の濃い味のためにソメック向けとしては人気が少ないクラウドだけでは、市場のパイを育てるには限界があるという判断からだ。