【社説】求同存異の姿勢で韓中THAAD摩擦乗り越えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.06 09:32
中国の習近平国家主席が朴槿恵(パク・クネ)大統領に高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓国配備に反対するという立場を明確にした。習主席は昨日、主要20カ国(G20)首脳会議が開かれた杭州で開催された韓中首脳会談で「THAAD問題を間違って処理すれば地域の安定に有害で各国の摩擦をより高めることになる」として「米国が韓国にTHAADを配備することに反対する」と明らかにした。
THAAD配備の決定に対する中国側の理解を求めるために進めてきたこれまでの説得の努力が事実上、失敗したという意だ。THAADが韓中関係にとって重要な障害物として作用する可能性が高くなったという意味でもある。THAADをめぐる摩擦の中で韓中関係を管理し北朝鮮の核とミサイル脅威に対処することが足下の火となった。ちょうど昨日、北朝鮮は韓中首脳会談が終わるやいなや東海(トンへ、日本海)に向けて3発の弾道ミサイルを発射して1000キロ以上飛ばした。