サムスン、イ・ドンテ氏を招聘…アップルとのデザイン競争で切り札
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.15 09:03
「21世紀の経営の最後の勝負所はデザインだ」。
李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長が1996年にした話だ。この時からサムスン電子はデザインに力を入れた。しかし名品になるための最後の2%であるデザインの壁は高かった。サムスンのデザインは好評と酷評を行き来した。その間にアップルはデザインを羽根にして飛んだ。サムスン電子が最後の勝負のための刃をまた研いでいる。製品1~2個ではなく根本的な革新を通じてだ。
サムスン電子は最近イ・ドンテ氏をデザイン経営センターグローバルデザインチーム長(専務)として迎え入れた。弘益(ホンイク)大学産業デザイン科とロンドン王立芸術学校を出たイ氏は世界的デザイン会社である英タンジェリンの共同代表を務めた。タンジェリンは「iPhone」のデザインを主導したアップルのデザイン総括(首席副社長)を務めるジョナサン・アイブ氏が作った会社だ。アップルが持つタンジェリンのデザイン革新DNAをサムスンにも植え付ける戦略だ。