ノーベル賞受賞年齢、ますます高まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.27 10:05
科学者が主要業績を出す年齢がますます高まっている。
ケロッグ経営大学院のベンジャミン・ジョーンズ教授（経済学）は、学者が偉大な学問的成果を出す発明年齢（ａｇｅ ｏｆ ｉｎｖｅｎｔｉｏｎ）が高まり、人類文明の発展の足かせになるかもしれないと、ウォールストリートジャーナルで明らかにした。
ジョーンズ教授がノーベル賞受賞者の生涯を調べた結果、１９０５年以前にノーベル科学賞を受賞した人は平均３６歳で主要研究成果を出している。アルベルト・アインシュタインは２６歳だった１９０５年に特殊相対性理論を発表し、ヴェルナー・ハイゼンベルクは２４歳で発表した量子力学研究でノーベル物理学賞を受けた。
これに対し、８５年以降の受賞者は平均４６歳だった。レイモンド・デービスは５１歳で始め、８０歳で終えた宇宙ニュートリノ実験で０２年に同賞を受けた。
ノーベル科学賞受賞者と偉大な発明家が主要業績を発表した平均年齢は２０世紀の間に６歳高まったと、ジョーンズ教授は推測した。その原因として、ジョーンズ教授は学ぶことが増え、学生として過ごす期間が長くなったためだと分析した。