【コラム】中国人の集団無意識が韓国にも?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.19 11:23
中国人は長い間自分たちが暮らす地を世界の中心と考えてきた。自分たちの文化もやはり世界最高だった。そのため彼らは自国を天下と呼び、王朝を天朝と称し、皇帝を天子と称した。こうした中国人の集団無意識は帝国主義列強に徹底してもてあそばれた19世紀にも消えなかった。
他の中国人とは違い覚醒していた思想家の魯迅は随筆「随感録38」でこうした迷夢を「愛国的傲慢」と嘆いた。そしてその愛国的傲慢の種類を5種類に整理した。まず中国は国土が広く物が豊富で、早くから文明の花を咲かせ、われわれの道徳は世界最高だ。2番目に、外国の物質文明は優れているが中国の精神文明はさらに優れている。3番目に、外国の文物は中国にもすでに存在するものであり、さまざまな科学的理論はすでに中国のだれかが話したものだ。4番目に、外国にも物乞いや藁葺きの家、売春婦、南京虫は存在するものだ。5番目に、中国は野蛮な面ですら優れている。