金正恩の核恐怖3段階のシナリオ、最後は公共施設へのテロも(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.13 11:51
金正恩の3段階のシナリオのうち最高段階は局地戦挑発やテロだ。ただし2010年11月に発生した延坪島(ヨンピョンド)砲撃のような挑発はできないと韓国政府はみている。北朝鮮の仕業であることが明白な軍事挑発を起こす場合、韓国政府が挑発原点だけでなく指揮部と支援勢力まで懲らしめると公言した状態であるためだ。しかもいまは東海(トンヘ、日本名・日本海)で韓米合同軍事訓練が進行中だ。
これを受け、「北朝鮮は韓国政府と韓国軍が国連憲章51条で認められた自衛権を発動できないよう巧妙な非対称戦略を駆使する可能性が高い」という分析が出ている。消息筋は、「哨戒艦爆沈事件のように、北朝鮮が挑発してもすぐに原因を把握できないような方法を選ぶ公算が大きい。空港や大衆利用施設を狙って奇襲的なテロを行う可能性が高い」と話した。このような場合、韓国社会に実質的衝撃を加えながらも報復攻撃を避けることができるという点を狙ったのだ。