「文コードで辞職する専門家」…青瓦台「ブラックリスト表現は侮辱」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.05 11:30
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は4日、文在寅(ムン・ジェイン)政権に入って政権に批判的な学者・研究者に圧力が加えられているという同日の中央日報の報道に対し「事実関係を深刻に歪めて書いた記事」として訂正報道を要請した。
青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は論評で「文在寅政権版ブラックリストという表現は看過できない」とし「朴槿恵(パク・クネ)政権の積弊が文在寅政権でも繰り返されるかのような侮辱的なレッテルを貼った」と主張した。青瓦台関係者は記者らに「該当報道機関に遺憾を表し、徹底的なファクトチェックを経て手続きを踏む」と述べた。
中央日報はこの日、「文コード圧力で…外交安保博士が次々と辞職」と題した1面記事で、デービッド・ストラウブ世宗研究所世宗-LS客員研究委員が政府の政策に批判的な姿を見せたという理由で圧力を受けたほか、国立外交院のS教授も辞表を出したなどと事例を提示した。これに対し青瓦台は「参考資料」を出し、中央日報の指摘に反論した。