【時視各角】われわれは革命を起こそうとしているわけではない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.28 15:56
朴槿恵弾劾問題は、無能で愚かな大統領が不法を犯したという憲法じゅうりん事件だ。それぞれ憲法機関である国会と裁判所、特別検察官と憲法裁判所が大統領の不法性と違憲性を検証する作業をしている。憲法機関のすべての作業は国民の承服で完成される。国民が承服を拒否すれば憲政の中断が起きかねない。米国の内戦は奴隷解放というリンカーン大統領の憲法措置を南部市民が従わないことによって勃発した。まさか、まともな精神状態を持つ韓国人のうち、朴大統領問題で内戦が起きても構わないという人はいないだろう。
民心が政権を後押ししたり退陣を要求したりまではできるが、憲法まで破る権利はない。朴槿恵事件を魔女、歴史、理念、階級のようなアイデンティティ問題に拡大してはならない。アイデンティティ競争は、時間の中で教育と文化領域で徐々に進めるのが適切だ。われわれは革命を起こそうとしているわけではない。違憲、不法な“患部”を狙い撃ちして問題解決型の政治をしようというものだ。この地点でろうそくと太極旗勢力が自分の信念を捨てずに共存する方法を紹介したい。