技術の前に不況はない…365日稼働するLGのバッテリー工場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.04 09:50
後退を知らない企業家精神も今日を作った土台になった。2000年代中盤には数千億ウォン台の損失が予想されるのにもLGの具本茂(ク・ボンム)会長(71)は継続して開発することを指示した。そのおかげで2013年からLG化学は日本企業などを抜き世界の電気自動車用バッテリー市場でトップの座に上がった。LG化学は昨年電気自動車用バッテリーをはじめとする電池事業部門で前年より10%増えた3兆1500億ウォン(約3219億円)の売り上げを期待する。市場環境が冷え込む中で上げた成果だ。
LG化学が「ファーストフォロワー」(速い追撃者)から「ファーストムーバー」(市場先導者)に変身し業績もともに良くなっているのだ。1度の充電で320キロメートルを走れるバッテリーもファーストムーバーの位置付けを強化させる新兵器だ。LG化学は2~3年以内にこの製品が商用化されるものと期待する。現在は500キロメートル以上走れるバッテリーを開発中だ。