「4D業種」の遠洋漁業、マグロは誰がとるのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.05 16:24
「汚くて危険で重労働な3D職業より、さらに深刻な4D業種だとお聞きになりましたか」
1964年に設立された韓国遠洋産業協会のソウル瑞草区(ソチョグ)事務室では最近、自嘲気味の嘆きがしばしば聞かれる。外貨の稼ぎ頭だという自負心は随分前になくなった。60~70年代の遠洋漁業は韓国の輸出主力産業だった。58~79年の遠洋漁業輸出額は約20億ドルに達した。
この頃の雰囲気は全く違う。70年代に遠洋船員2万3000人余りが太平洋・大西洋・インド洋を行き来したが、今は6200人余りに減った。操業可能海域もますます狭くなっている。77年に850隻に達した船舶は10年間減少傾向を見せながら2013年は342隻しか残っていない。キム・ヒョンテ韓国遠洋産業協会広報マーケティング支援センター長(54)は「今でも私たちの食卓に上がる魚の40%は遠洋漁船がとったもの」としながら「遠洋産業が縮小すれば一般市民は魚の見物も難しい時代が来るだろう」と話した。