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<インタビュー>映画『ひまわりと子犬の7日間』の平松監督(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.19 17:30
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映画『ひまわりと子犬の7日間』の韓国版ポスター
『ひまわりと子犬の7日間』(9月25日公開、平松恵美子監督)は、捨てられた犬と保健所の職員がお互い心を開いて信頼を回復する話だ。2007年に宮崎県の動物保護管理所であった実話をもとに制作された。飼い主を失ってさまよう「ひまわり」は子犬とともに保健所で殺処分される危機を迎えるが、保健所の職員・神崎彰司(堺雅人)の愛情を受けながら、人間に対して一度閉じた心の扉を開いていく。単純なストーリーではあるが、細心で温かい演出が人間と同じように動物にも心があることを気づかせる。『東京家族』(7月31日公開、山田洋次監督)などの脚本家兼助監督として活動した平松恵美子氏(47)の演出デビュー作だ。この映画が開幕作として招待された第2回順天湾世界動物映画祭(8月21-26日)で監督に会った。

--デビュー作に動物映画を選んだ理由は。

 
「動物映画を毎年制作する松竹から演出の話を受けた。以前から監督としてデビューしても動物映画は撮りたくないと思っていた。個人的に動物が好きで、動物が撮影のためストレスを受けて苦しむのが嫌だった。しかし『ひまわりと子犬の7日間』には動物のためのメッセージがあった。日本のメジャー動物映画が扱わないテーマであるうえ、犬の殺処分など社会的な波紋を起こす内容があり、挑戦する価値があると思った」

--原作『奇跡の母子犬』は実話にもとづいているが、これを映像にしながら最も悩んだ部分は。

「神崎彰司の愛情が伝わり、ひまわりが心を開く姿をうまく演出して、人間と動物の心が通じ合うということを観客に伝えたかった」

--原作と違う設定は。

「原作は神崎彰司と犬の話だけだ。映画には、決められた保護期間内に新たな飼い主が見つからない犬を殺処分するのも父(神崎彰司)の業務ということを知った娘が父に背を向ける場面が登場する。そのような家庭環境はすべて私が設定して入れた。神崎彰司の同僚と上司、獣医(中谷美紀)の人物も原作には登場しない。ひまわりの前の飼い主が高齢者だったということも私が作って入れた」

--神崎彰司の家族のストーリーを入れたのは意図は。

「神崎彰司は自分の職業が知られた後、娘の信頼を失う。子を守るひまわりの献身的な姿に神崎彰司の家族が影響を受け、信頼を回復するところを見せたかった。そのために神崎彰司の家族関係を入れた」

--動物の映画を撮るのは難しくなかったか。

「非常に大変だという話を周囲からよく聞いていたが、正直、楽しかった。望む場面を考えておいて、そこに犬を入れようとするので大変なことだ。私も映画を作る前に理想的な絵を描いておいたが、犬が望み通りに動かないという前提で、常に違う方法を模索しながら撮った。イチ(ひまわりを演じた犬の名前)の動きを観察しながら犬の訓練士といろいろ話し合った。良い結果が出た時はやりがいを感じた。演技がうまくいけばイチも楽しんでいるようだった。イチと私がお互い知恵を競う作業というか。意味があり、楽しい現場だった」

--最も難しかった場面は。

「ひまわりが神崎彰司の腕にかみつく場面もそうだが、ひまわりが麻酔から目覚めてふらつく場面を演出するのも難しかった。実際に犬に麻酔をしたと思っている観客もいるが、そうではない。麻酔をすればスタッフに対するイチの信頼を失うかもしれず、考えもしなかった。どのようにすればふらつく演技をさせられるか、いろいろと試しながら方法を見つけた。3カ月もかかった。方法は秘密だ(笑)。ひまわりが神崎彰司に吠えるのはコンピュータグラフィック(CG)を使った。そういう顔を撮るには実際に犬に怖がらせなければならないが、それはしたくなかった」

--実際に保健所も取材したのか。

「実話の場所の宮崎県動物保健所をはじめ、数カ所を取材した。捨てられた動物を扱ったドキュメンタリーや書籍も参考にした。保健所が犬を殺処分する場所を見せてもらえなかったので、何度も訪ねてお願いした。興味本位でなく良い趣旨で映画を撮ると説明し、ようやく見せてくれた。それを見て実際、忠実に処分機のセットを作って撮影した」


<インタビュー>映画『ひまわりと子犬の7日間』の平松監督(2)

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