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金正恩の核恐怖3段階のシナリオ、最後は公共施設へのテロも(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.13 11:50
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北朝鮮が最近韓国と国際社会を相手に戦争の恐怖をあおり危機感を高めているのは金正恩第1書記の3段階のシナリオに基づいた緻密な計算から出たものというのが情報当局の分析だ。言い換えれば実際に戦争を起こそうとするよりは心理戦を通じて韓国政府を屈服させることに目的があるということだ。

北朝鮮の内部事情に詳しい対北朝鮮消息筋は12日、「金正恩が最近対韓国・対内・海外で核戦争の恐怖感を作るよう秘密裏に指示したことが把握された」と話した。これを受けすでに3段階のシナリオの1段階が韓国社会を相手に発動され始め、それなりの効果を上げていると判断しているものと分析された。「敵陣を刈り取ってしまえ」「ソウルとワシントンを核で火の海にする」などという背筋の寒くなる発言と、休戦協定白紙化、板門店(パンムンジョム)の南北直通電話中断のような措置を取りながら国民の間に「このままでは戦争が起きるのではないか」という不安感が高まっている。また、これを口実に一部では「韓米合同軍事訓練が韓半島の平和を脅かしている」というなど北朝鮮の主張に同調する主張も出てきている。戦争の恐怖が大きくなり韓国内部の対立が表面化した場合、社会は混乱に陥りかねない。

 
韓国政府はこれと関連し、韓国政府が北朝鮮を圧迫して戦争状況が演出されたという根拠のない主張をインターネットを通じて流布する組織化された勢力があることを把握し、デマを流布する勢力のインターネットIPを追跡中であることが確認された。

韓国を混乱に陥れるのに続き金正恩は北朝鮮に滞在中の外国人と第三国政府を対象に2段階措置を発動する計画を立てているものと把握された。2段階措置の一環として北朝鮮は近く平壌(ピョンヤン)などに滞在している外国人に出国命令を出すとされる。対北朝鮮消息筋は、北朝鮮当局が「近く戦争が起きるだろうがわれわれはあなた方の身辺の安全を保障できないので出国せよ」と圧迫するだろうと話した。同時に中国・東南アジアと欧州などの北朝鮮公館を通じ駐在国政府に「(北朝鮮に滞在中の)自国民を撤収させよ」という通知をするものと把握された。このようになると韓国だけでなく第三国など海外でも「韓半島戦争説」が広まり緊張は最高潮に達するものと北朝鮮はみているという。

戦争を行わずに韓国圧迫効果を上げられるというのが金正恩の計算だと同消息筋は伝えた。


金正恩の核恐怖3段階のシナリオ、最後は公共施設へのテロも(2)

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