セウォル号3年<上>変わらない韓国の安全不感症(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.27 08:39
「市民の足」と呼ばれる地下鉄でも安全不感症は相変わらずだ。23日午前7時20分、1号線の烏山大(オサンデ)駅乗り場。40代の女性がスマートフォンを見ながら黄色い安全ラインを越えて列車を待っていた。烏山大駅はスクリーンドアが設置されていないが、あちこちでラインを越えて立っている人が目についた。列車が入ってくるという案内放送が流れてもそのまま立っている。水原(スウォン)駅ではスクリーンドアがむしろ悪用された。多くの市民がラインを越えてスクリーンドアのすぐ前に立つ場面が何度も目撃された。
都心では違反横断などが繰り返されている。25日午後2時、大田市西区関雎洞(クァンジョドン)の小学校前6車線では20代の女性が横断歩道ではなく車道を渡った。信号がなく危険だが、この女性はスマートフォンを見ながら道を渡った。ここで2時間チェックしたところ平均で10分に1人が違反横断した。小学校前スクールゾーンの車両制限速度(時速30キロ)は無視される。この日午後3時から1時間ほど大田市儒城区下基洞(ハギドン)ある小学校前を通過した約200台の車の大半が時速50キロを超えていた。子どもの安全は考慮事項でなかった。
セウォル号3年<上>変わらない韓国の安全不感症(1)