構造調整の「実弾」最低7兆ウォン…大宇造船にはさらに数兆ウォンかかる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.04 14:00
その結果は深刻だ。不良債権対比の引当金積み立て率は産業銀行78.6%、輸出入銀行79.8%で都市銀行の平均(143%)にはるかに及ばない。引当金が不良債権の規模よりも小さく、自力では不良債権を払しょくできないということだ。結局、政府が2つの銀行の資本拡充のために苦肉の策として出したカードが「韓国版金融緩和」だ。
三星先物(サムソン・ソンムル)によれば産業銀行・輸出入銀行が都市銀行水準の引当金を積み立てるには7兆2730億ウォン(産業銀行4兆7450億ウォン、輸出入銀行2兆5280億ウォン)の資本拡充が必要だ。さらに大宇造船の貸出金を不良債権に分類すれば数兆ウォンの引当金をさらに積み立てなければならない。