【中央時評】韓国キムチが万里の長城を越えるためには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.28 10:35
韓国はユネスコが認めた韓国固有の文化を守りつつ食品科学としてのキムチ産業を同伴成長の観点からも見るべきである。韓国のキムチは種類や味も非常に多様だ。名品として知られるお寺キムチ・ウェルビーイングキムチ・梨トンチミキムチなどの他にヨルム(若い大根)・コドゥルペギ(イヌヤクシ草)・キュウリ・ニラのキムチなど味と栄養素が異なり地方ごとのキムチも多い。韓国固有のキムチも原産地表示を徹底し、醗酵食品としての品質を高めて高価なブランド化を推進しなければならない。値段が安い中国産に比べて優秀な味によって韓国内の消費者に選択されなければならない。そして海外に目を向けて大企業の海外マーケティング・インフラを利用し、韓国内の中小キムチ業者が膨大な中国市場に共に進出しなければならない。農業の6次産業化も食品科学で特化を成し遂げた中小業者が製造を担当して大企業が流通を引き受けて分業と協業の相乗効果を出すかに成敗がかかっている。
今回のキムチ作り行事は生活の苦しい隣人のために用意されたという点で意味がある。韓国の一人暮しの老人比率は経済協力開発機構(OECD)国家中でも上位に属する。65才以上高齢者580万人中生活が苦しい一人暮しの老人は30万人を越えると予測される。ここに長屋街の低所得世帯を含めば生活の苦しい隣人はあまりにも多い。これらに共同体の誠意が込められたキムチのプレゼントボックスは部屋の中の冷気を暖かく変えて幸福と健康ウイルスを共に伝播することができる。