【時視各角】大韓民国には英雄が生きる(2)

【時視各角】大韓民国には英雄が生きる(2)

2016年03月16日16時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「アルファ碁は2つの弱点を露出した」「アルファ碁は黒で苦しむようだ。次は私が黒で臨む」。李世ドルは3回の対局でアルファ碁の弱点を看破した。そして残りの対局では自分がより不利な状況を選んだ。最後の対局で負けたが、人間の創意性が機械を支配できるという点、機械にはない人間の思考を見せ、彼はこの対局が始まった後から「人間界」に広まったAIに対する恐怖を拭い払った。

  彼が挙げた1勝が輝くのはこのためだ。彼の勝利は韓国産業史に重要なモメンタムとなるだろう。すでに世界ではAIが中心となる第4次産業革命が進行中だ。90年代から始まったIT革命は情報流通に重点を置いた情報革命だった。AI革命は、情報処理とともに人間の直観力と意思決定能力まで学習した人工知能が意思決定までする「人間と機械が共生する社会」を開くことになる。今まで人間が享受した職業が消え、新しい職業が誕生する、まさに人間界の革命が起きるのだ。

  彼の1勝は、我々がAIに対する恐怖を克服し、産業を先導することができるという自信を与えた。情報通信技術振興センターの昨年の調査によると、韓国のAI技術は先進国に比べ2.6年遅れているという。大きな格差だ。しかし韓国人はやると決心すれば必ず追いついて圧倒する実力がある民族だ。今のように政治も経済も混乱したこの暗鬱な時期に、李世ドルのAI挑戦はひょっとすると、我々がAI経済を先導するべきだという悟りを得る過程なのかもしれない。危機を迎えるごとに現れる立派な韓国人がいるため、わが国は本当に暮らしてみる価値のあるところだ。

  ヤン・ソンヒ論説委員

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