大統領弾劾審判中に大統領権限代行弾劾カードを取り出した韓国野党(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.28 15:53
これに先立ち黄代行はホン・クォンヒ首相室公報室長を通じて「崔順実被告など核心の当事者と主な関係者をすでに起訴したり、起訴するかどうかを判断できるレベルまで捜査が進行し、特検法の主要目的と趣旨は達成された」と主張した。続いて「4カ月間、週末ごとに都心で大規模な賛否デモが行われていて、政界でも特検の延長などについて合意していないのが実情」と述べた。特に「憲法裁判所の決定に基づいて大統領選挙が早期に行われる可能性もあり、その場合、特検の捜査がこれに影響を及ぼしかねないという政界の憂慮も勘案しないわけにはいかなかった」と伝えた。捜査期間を30日延長する場合、憲法裁判所の弾劾決定後、特検チームが朴槿恵(パク・クネ)大統領を直接捜査する可能性があるという点も決定の背景になったはずという分析が出ている。
ある親朴派関係者は「黄代行の立場では朴大統領が特検チームの射程圏に入ることを許容するのが負担になったはず」と話した。