サムスン物産ファッション部門のＳＰＡ（製造流通一括型）ブランド「８ｓｅｃｏｎｄｓ」が中国に第一歩を踏み出す。サムスン物産は「２９日から中国上海のファッションの中心街である淮海路にフラッグシップストア（旗艦店）を開いて営業を始める」と明らかにした。淮海路はグローバルブランドやＺＡＲＡ、Ｈ＆Ｍ、ユニクロなどのグローバルＳＰＡブランドのフラッグシップストアが密集した中国のファッション１番街だ。

８ｓｅｃｏｎｄｓの店舗にはレミコン、１０Ｘ１０，ＳＴＥＡＬＥＲ＆ＭＵＺＩＫ、ＢＡＮＤＩネイルなど個性あふれる国内の中小ブランド７店も入った。サムスン物産ファッション部門のパク・チョルギュ商品総括副社長は「上海の店はＫファッションだけでなくＫスタイルを見て感じて経験してもらえるプラットホームの役割を果たすだろう」と説明した。

８ｓｅｃｏｎｄｓはサムスン物産ファッション部門のイ・ソヒョン社長が「８秒以内に顧客を満足させる」という意味で最初から中国進出を念頭にして作った名前のブランドだ。８月には中国で大人気の韓流スターＢＩＧＢＡＮＧのＧ－ＤＲＡＧＯＮをモデルに決めて彼がデザインに参加した商品を販売し、１カ月で４０億ウォン（約３億６６００万円）を超える売り上げを記録した。初めてのコラボ商品は中国の人々に龍が好まれているという点に着眼してＧ－ＤＲＡＧＯＮが直接龍をコンセプトにデザインしたＴシャツなど数十種類の商品を提案して作られた。上海店舗にはＧ－ＤＲＡＧＯＮとの２回目のコラボ商品も販売する。