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<韓国半導体人材流出>半導体核心1人移るだけで「ノウハウ」全て漏出(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.04 15:25
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最近サムスン電子とSKハイニックスで副社長級として働いていたC氏が台湾で半導体コンサルティング企業を設立したことを業界で「衝撃」として受け止めている理由だ。彼は1984年にサムスンに入社し黄昌圭(ファン・チャンギュ)現KT会長(元サムスン電子社長)と共に韓国メモリー半導体を世界第1位にした製品256MDRAMを開発した主役の1人に挙げられる。2001年当時、ハイニックス半導体に転職して赤字だった会社を黒字転換させた中で大きな功績を立てた人物として知られる。もちろんC氏が半導体業界を離れた2010年は40ナノDRAMを開発した時で、現在の20ナノ技術とは格差が大きい。だが業界関係者は「今の技術も20年前に初めて製造を始めた技術を着実に改善させて成し遂げたもの」としながら「C氏のような人がいれば中国半導体企業は初期進入障壁を簡単に超えられる」と説明した。

◆人材流出防ぐ方法なく

 
業界でも非常事態になった。産業通商資源部は最近サムスン電子とSKハイニックス役員を集めて人材流出についての緊急懇談会を開いた。だが明確な解決法は出てこないと伝えられた。中国企業等が現在の年俸の3~9倍を出すという破格的な提案をするためだ。

「同じ業界の転職禁止」条項も事実上無用の物だ。中国半導体企業は韓国人材を直接スカウトせず、系列会社に就職させる方法を使っている。投資会社など名目上は半導体と全く関係ない企業に就職して、半導体関連業務を遂行する形だ。理論上は法的訴訟が可能だが中国内で訴訟をしても勝算は低い。裁判が終わる2~3年後にはすでにノウハウがすべて伝授された後なので、訴訟自体が無意味だというのが業界の話だ。

企業も人材流出を防ぐために力を注いでいる。サムスン電子メモリー事業部は今年、全役員100人余りのうち10人程度にだけ退任通知を出したという。他事業部が20%以上の役員を送り出したこととは違う様相だ。退任した人材が中国へ渡ることを懸念したという話だ。


<韓国半導体人材流出>半導体核心1人移るだけで「ノウハウ」全て漏出(1)

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