<韓国旅客船沈没>「事故の度に言葉だけの対策」 市民が政府の“安全不感症”に怒り

<韓国旅客船沈没>「事故の度に言葉だけの対策」 市民が政府の“安全不感症”に怒り

2014年04月17日16時05分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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16日午前に沈没した「セウォル号」で行方不明になった乗客の家族が、海を見ながら救助の便りを待っている。
  「珍島旅客船の事故の原因も政府の安全不感症のためだ。昨年うちの子どもが海兵隊キャンプに行って事故で亡くなった時も、管理・監督に問題があった泰安郡庁、海洋警察に対しては処罰しなかった。慶州リゾート体育館崩壊事故で釜山外大の学生が惨事にあった時も同じだった。会社の関係者だけを拘束した。事故が発生する度に政府は再発防止対策を出してきたが、言葉だけだった」。

  昨年7月に泰安郡安眠島で発生した海兵隊私設キャンプ事故で息子のイ・ジュンヒョン君(当時17歳の高校生)を亡くした母ムン・グァンスクさん(47)は16日、珍島の事故を聞いて怒りを表した。自分の息子と同じ高校生が犠牲になる事故がまた発生したからだ。ムンさんは「後進的な事故から私たちの子どもを守るためには許認可および管理・監督責任がある政府、地方自治体の担当公務員を必ず処罰しなければいけない」と指摘した。

  京畿道坡州の中学教師イさん(42、女性)も「生徒が死亡する事故が発生する度に後続の対策を立てると話してきた政府が、今までいったい何をしたきたのか分からない」とし「沈没事故が発生してから半日が過ぎても、政府が救助された人の数、乗船者さえ把握できないというのが正常な国といえるのか」と話した。イさんは「1カ月後に生徒を連れて体験学習に行く予定だったが、今回の事故で保護者の抗議が増え、延期または中止を考えている」と語った。

  会社員のイさん(44)は「行方不明者が280人余りというのが理解できない。事故発生時に避難マニュアルをきちんと守ったのか、政府に大事故の対処策があったのか疑問に思う」と指摘した。イさんは「政府が救助の集計もできないのを見ると、今回の事故は総体的な安全不感症が招いた惨事」と語った。

  大邱に住むシン・ジェクさん(62)は「今回の事故は誰が見ても人災だ。霧があれば出港してはいけない。(船社は)自分たちのお金がかかっているから無理で出発したのではないだろうか」とし「正確な経緯を明らかにし、責任者を処罰しなければいけない」と強調した。

  救助の責任を負う政府当局の右往左往する姿に対する非難も相次いだ。政府が事故予防どころか、行方不明者の家族と国民をさらに不安にしているということだ。チョン・スルビさん(23、女性)は「私にも高校生の弟がいる。記事を見ながら涙が出た」とし「事故は発生するものだが、問題は遅い対処と事態を安易に見ることだ」と怒りを表した。

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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