<サムスンvsアップル>「核戦争をする」ジョブズの宣言、最終目標は賠償金でなく…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.27 17:16
「核戦争をする」。アップル創業者の故スティーブ・ジョブズが死去(昨年10月5日)する1カ月ほど前に述べた言葉だ。 ジョブズが戦争をすると述べた相手はグーグルのモバイル運営体制アンドロイドだった。 ジョブズは「それを破壊するのに必要なら、私の最後の息までも捧げる」とまで述べた。
当時、ジョブズはアンドロイドを捕らえようとグーグルを相手に1年以上も特許訴訟をしていた。 ジョブズは戦争をずっと拡大しているところだった。 アンドロイドフォンの代表メーカーであるサムスン電子や台湾HTCがその対象だった。
ジョブズの宣言は本人の死去後、アップルのドクトリンとなった。 後継者のティム・クック・アップル最高経営責任者(CEO)がそのドクトリンに基づき、「非妥協的な訴訟戦」を維持した。 アップルとサムスンが米裁判所の勧告により、今回の評決直前に対話をしたものの、妥協がなかった理由だ。マイク・ロイド米特許訴訟専門弁護士は26日、ロイター通信のインタビューで、「ジョブズの言葉から、アップルがサムスン電子との特許訴訟で今後どんな戦略を駆使するかを予想できる」と述べた。 それはサムスン、HTCなどを市場の外に押し出そうという戦略だ。 アップルの立場で見ると、賠償金10億4934万ドル(約1兆1910億ウォン)は眼中にもないと見なければならない。 「ティム・クックが得た評決は半分の勝利にしかならない」とブルームバーグが評価した理由だ。