【コラム】核兵器さえあればドルを奪うことができる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.11 17:05
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は核・ミサイル開発を止めるつもりが毛頭ないように見える。去る7月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級火星-14型の発射に続き、3日6回目の核実験に至るまで核・ミサイル暴走を継続している。一昨日、北朝鮮の建国記念日(9・9節)69周年を迎え、追加挑発が懸念された。記念日に際して挑発してきた北朝鮮が昨年9・9節に5回目の核実験を強行したようにことしも挑発が予想されていた。幸いにも今回は何もなかった。だが、さらなる国連対北朝鮮制裁決議案が予告されており、来月10日の党創建72周年を1カ月前に控えている中で依然として緊張を緩めることはできない状況だ。
北朝鮮は核・ミサイルをあきらめることはできない理由を説明する時、米国の核脅威を欠かさない。だが、それが第一の理由ではない。北朝鮮が前面に出している第一の理由は核・ミサイルが金正日(キム・ジョンイル)総書記の最も大きな愛国遺産ということだ。