ロシアでは世界的流行のゲーム「ポケモンＧＯ」をするのが罪らしい。

ロシア警察は３日（現地時間）、ロシア中部のエカテリンブルクでブロガーとして活動しているルスルラン・ソコロブスキー氏（２２）を逮捕して２カ月間拘禁すると明らかにした。

容疑は憎悪扇動罪と宗教冒とく罪だ。有罪が認められる場合は最大で懲役５年の刑になる可能性がある。

彼はエカテリンブルクの「血の上の大聖堂」でポケモンＧＯをする映像をＹｏｕＴｕｂｅにアップした。血の上の大聖堂は、ロシア帝国の最後の皇帝ニコライ２世が処刑された場所に建てられた。

ロシア国営放送「ロシア２４」は７月、自国の反神聖冒涜法が厳格であるため非キリスト教的なゲームであるポケモンＧＯをする行為は罪になりうると警告した。

またロシア政府は、ポケモンＧＯは米国の中央情報局（ＣＩＡ）がロシアの情報を得ようとして作ったゲームだと疑っているという報道もあった。

ソコロブスキー氏はこれに反発してポケモンＧＯの映像を製作したのだ。

ロシア正教会のウラジミール・レゴイダ広報担当者は「ソコロブスキー氏のビデオを見ると、ゲームを楽しむのでなく挑発しようとする意図が見える」と話した。

一方、ロシア議会のチャロスラフ・ニロフ議員は「警察はソコロブスキー氏の疑惑を立証できなかったし拘禁はやりすぎだ」と話した。