W杯特需、ものさびしい応援マーケティング=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.10 11:57
国内の旅行会社は、大きな利益をみすみす逃す危機だ。ハナツアーは南米に行くW杯旅行商品を発売したが、問い合わせが多くないために航空会社から割当された座席を全て返却して予約を受けていない。モドゥツアーも似たような状況だ。価格が高い上にセウォル号事故以来、落ち込んだ社会の雰囲気のせいで注目を浴びることができないのだ。
4年前に代表チームの成績によって優待金利をあたえるW杯関連の預金・積立金を争って発売していた銀行圏も静かだ。代表チームのスポンサーであるハナ・外換銀行が関連商品を出し、農協が記念コインを販売する程度だ。ある銀行圏の関係者は「最近、顧客情報の流出や貸し出し詐欺など各種の金融事故によって銀行圏に自粛ムードが広まった点も影響を及ぼした」と話した。