【社説】北核解決を主導する実行計画を急ぐべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.29 15:07
朴槿恵(パク・クネ)大統領と習近平国家主席の韓中首脳会談を通じて発表された「韓中未来ビジョン共同声明」は、北朝鮮の核問題解決に重要な契機になるとみられる。北核問題に対する両国の立場は今まで平行線をとどってきた。中国は韓半島の非核化、平和と安定、対話による解決という3原則を強調する立場だった。これは厳密にいうと、北朝鮮の立場にかなり配慮したものだった。例えば「北朝鮮の非核化」でなく「韓半島の非核化」という表現は、北朝鮮が使う表現をそのまま借用したものだ。
しかし今回の共同声明には、中国が従来の3原則を放棄せずに「北朝鮮の非核化」努力が必要だという点を強調する表現が含まれた。韓国が北朝鮮の核開発に懸念を表現し、これを根拠に双方が「有関核兵器開発」は深刻な脅威だという認識で一致したと明らかにした。国連安保理関連決議および「9・19共同声明」の履行を強調したのも、北朝鮮に対する直接的な圧力の意味を持つ。